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ノルウェー語を学ぶのに英語が必ずしも必要でない5つの理由

「ノルウェー語を学んでいるんです」というとよく言われるのが、「英語が出来ないと無理でしょ-」というもの。
ノルウェー語を始めて3年が経ち、「ノルウェー語を学ぶのに、英語は必ずしも必要でない」「寧ろ、日本語とのほうが相性がいいんじゃない?」と実感しているので、その理由をあげてみたいと思います。
これ、恐らく、他の言語でも共通のところもあるかもしれません。

理由1:ノルウェー語はノルウェー語であって英語ではない

いきなりあたり前のことからスタートですが、ホント、ここに尽きるのです。日本語に外来語があるように、ノルウェーにも英語由来の言葉はありますが、同様に、フランス語由来の言葉も、ドイツ語由来の言葉もあるようです。英語が解れば推察できる単語もありますが、(MusikkとMusicなど)、英語と全く違う単語もあり、知ってる英単語が多いほど有利ということもありません。

また、「馬耳東風」が中国の文学が出典であるように、英語の言い回しをノルウェー語に置き換えたものもありますが、日本語に「猫に小判」や「河童の川流れ」があるように、ノルウェー独特の慣用句も結構あります。

理由2:ノルウェー語の発音と英語の発音は違う

ノルウェー語の発音は基本、ローマ字読みです。上の例でいうと、ミュージックではなく、ムーシックです。
中国語と日本語で漢字が同じであっても読みが必ずしも一致しないように、ノルウェー語と英語の読み方も、スペルが同じでも発音が同じとは限らないのです。

理由3:熟語、合成語文化である

これは、私が日本語とノルウェー語の一番の共通点だと思うのですが、ノルウェー語って、単語と単語をあわせて一つの言葉にする合成語がとても多いのです。たとえば、「病気(syke)」と「家(hus)」を繋げて「病院(sykehus)」。「平均の(gjennomsnitts)」と「気温(temperaturen)」で「平均気温(gjennomsnittstemperaturen)」。
日本語同様、区切りさえ解れば、その単語が辞書にのっていなくとも、構成している単語の意味から、全体の意味がわかることがとても多いのです。
そして、なんとなく、日本語の熟語の作り方と似ているので、その感覚でくっつけてみると通じたりします(笑)

理由4:日本語と感覚が似ている単語、言い回しが結構ある

一時、Twitterで話題になった「Nja(にゃー)」は、「まあ、やらないだろうけど、もしかしたら、やるかも。まあ、やらないだろうけど」というときに使うそうです。「Tja(ちゃー)」は、「まあ、やるだろうけど、もしかしたらやらないかも。やるだろうけど」だそうです(笑)
「つまり…」という言い回しなんかは、「こうもいえるけど」という並びですし、「重点を置く」は、まんま「重点を置く」をノルウェー語で言えば良いだけです。
また、「誰々のとこで」という言い回しも日本語と似てます。
たとえば、医者はlegenですが、「病院で」という言い回し以外に「hos legen」(お医者さんのところで)というのもあります。この「hos」という単語、人にスポットがあたる前置詞なんですよね。

他に、英語だと「think」でまとめられてしまいそうな、「考える」という動詞と「思う」という動詞は違いますし、以前習っていた女性の先生によると、「英語でのloveとlikeの使い分けよりも、日本語の愛してると好きの使い分けのほうが、ノルウェー語のelskeとlikeの使い分けに近い」のだそうです。

理由5:ノルウェー語から英語にした単語が、必ずしも日本語の訳と一致するわけではない

言葉はやはり文化が影響するからだと思いますが、ノルウェー語から英語に訳すとこの単語だけど、その英単語を日本語の辞書で引くと意味が変わったり、ニュアンスがあいまいになるということが、たまにあります。
上に書いた、「思う」と「考える」もそうです。Jeg tror も、Jeg tenker も英語にしたら「I think」になってしまい、そこから日本語にすると、どっちも「考える」でも「思う」でもOKになってしまいます。
でも、ノルウェー語から直接訳すなら、前者は「思う」だし、後者は「考える」です。

そんなわけで、ノルウェー語を学ぶのに「まずは英語が出来る必要」はないと思います。寧ろ、個人的には「あ、ここは日本語と同じ-」とか、「ここはちょっと違う」と思いながらやっていくほうが、楽しいですし、頭に入りやすいです。

これは、ノルウェー語を例にとってみましたが、恐らく他の言語も「必ずしも英語ができること(得意であること)」は必要ではないのでは、と思います。勿論、文法での共通点も(現在完了形とか)全くないわけではないから、「全く役に立たない」とは思いませんが。それも、一つの型として覚えてしまえば一緒ですしね。

 


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