悪気なく植え付けられる罪悪感から逃げろ(1)の続きです。

さて、私がなんでこの「悪気なく植え付けられた罪悪感」に気づいたのかというと、きっかけはGWに息子が自転車から落下し、意識不明の重体で救急車で運ばれたことでした。ただ彼は、ジュースを買いに行っただけだったのですが、たまたま、目的のジュースを買うために一番近い自販機ではなく、少し離れたところに行こうとして、そして事故にあったのでした。
私は彼がなかなか帰ってこないので探しに行き、結果、救急車で運ばれたことを知ったのでした。ちなみに、彼は全快していますのでご心配なく。

彼が入院したことで、私は仕事を休んで付き添う必要が出てきました。
その時に思ったのです。「保育園に預けて働いていたことのバチがあたったのか?」と。

私はそもそも、就職する時点で「寿退社の圧力がない」「結婚しても、子供を生んでも続けられる会社」を選びました。

今でも覚えていますが、当時、某農業機器メーカーに就職した先輩が「就職して3年になったら、結婚してやめないのかとやたら聞かれる。うちの事務員はお嫁さん候補だから、同期は結婚してどんどん止めていく。私も相手を見つけないと」と言っていたのを聞いて「絶対その手の会社には入りたくない」と思ったのです。
それで、面接の最後に「最後に、何かご質問ははりますか?」との問いに
「将来、結婚しても仕事を続けたいのですが、可能でしょうか」
と聞いたのです。すると、当時の社長は
「勿論です。先輩達もみんな続けてくれてますよ。将来的には、彼女達も含め子供を産んでも続けて欲しいんですよ、あなたはどうですか」と。
勿論、「私も子供産んでも続けたいです」と答えて面接は終了しました。

それもあって、長男を授かったときは、真っ先に復帰のプランを考えました。
毎月、保育園の定員の空き具合をチェックし、出やすいところ・全くでないところを調べました。
彼が3ヶ月をすぎた頃には、徒歩20分圏内にある保育園は次々と見学しました。
彼が楽しめる場所で、私が安心して預けられるところを探したかったのです。
7つ、8つはみたと思います。
長男がお昼寝している間は、開発にすぐ戻れるように(当時新しかった)JSPの勉強したり、Perlの勉強をしたりもしていました。
そして、8ヶ月以上のゼロ歳児を受け入れてくれて、1歳からは延長保育があり、絵本に恵まれている保育園を選びました。
長男が入園したときは既に11ヶ月、誕生日月から延長保育可ですから、預けはじめて1ヶ月後には19時15分までの延長保育になりました。
家に帰ったら、息子と遊び、ご飯を作ろうとするとくっついてくるので、混ぜる係とか炊飯器のスイッチを押す係とかやらせてるうちに、
彼は、料理ができる子になりました。
決して放ったらかしではなく、一緒に料理したり、絵本読んだり、勉強を教えたりして過ごしてきたわけです。
なので、自分としては「保育園にいれてかわいそうなことをした」とはこれっぽっちも思っていないのです。

なのに、なぜ「バチがあたった」と一瞬で思ったか。
これは、少しずつの毒のように染み渡る、長年の戦いによって埋め込まれた罪悪感と、(1)でも書いたメディアによっていつの間にか洗脳されていた部分での罪悪感です。
小学校に入り、幼稚園に子供を入れていた「専業こそ正しい女の生きる道」的なママさん。
何度も言われる「お母さんが働いてるなんてかわいそう」「学童なんてかわいそう」。
メディアに出てくる「お母さんの食育が子供を健やかな子に育てます」的なもの。
更に、先日本屋でも見ましたが「受験はお母さんが9割」のようなもの。
そういった、「母親だろ、仕事もだけど、勿論母親としても妻としても完璧じゃないとね」という圧力というか、洗脳のようなもの。
そうしたものとの日々と、いわゆるスピ系の引き寄せの話もあって、
「私が心配しすぎるからこうなったの?」
「こういう現実を引き寄せたのは、子供といる時間が少なすぎて多くするためにこういうことが起きたのか」
「バチがあたったのか?」
と、悪い方悪い方に考えてしまったのです。

よくよく考えてみたら、虐待しているわけでもないし、そもそも、長男とは保育園のときには、一緒にコロッケ食べて帰ったり
月の名前を教えたり、「うさぎが餅つきしてるっていう話は、望月から来たギャグなのかな」と話しながら帰ったりと、
決して放ったらかしにはしてなかったのです。
娘が産まれてからはあまり手をかけられなくなった部分もあって、それはちょっとかわいそうかなと思ったことはあるけど。

でも、少なくともバチがあたるほど放置はしていません。(きっぱり)

なので、ワーキングマザーで、いや、専業の方でも、「何がなんでもお母さんが頑張らなくちゃ」と思っている人に言いたい。
「周りから発せられる、同情の皮を被った不愉快な洗脳からは距離を置きましょう」
メディアのワーキングマザーの効率化術なんて、あたり前のことしか書いてないです。
そこで嫌な気持ちになるくらいなら、その手のものからは逃げるか、ちょっと読んで「モヤモヤ」するようなら、全文読まないのがお薦めです。
どうせたいしたことは書いてないですからね。

それでも、働きながらの子育て系で私がお薦めできるとしたら、佐々木かをりさんの「ミリオネーゼの手帳術」がお薦めです。
私はこれで、大分管理が楽になりました。フランクリン・プランナーの手帳術も良いけど、ワーキングマザーは子供のスケジュールも管理することになるので、フランクリンだけでは間に合わないんですよね。


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Tomoko

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Morten Harket.jp (http://www.morten-harket.jp/)の中の人。 二児の母で、フルタイム勤務しつつ、ノルウェー語の勉強をしています。 現在、NORLAからサポートを受け、ノルウェー語の詩の翻訳を実施中。
カテゴリー: Working Mother

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